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7. 耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する - Cubase

Separate the original backing parts and vocals of the copy

[所要時間の目安:20分]
〔初回掲載(暫定公開): 2024.5.1、最終更新: 2024.5.1

Cubaseに付属するSpectraLayers Oneを使って耳コピの元音源からオケとボーカルに分けてオーディオトラックを作成します。

(1) SpectraLayers Oneで耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する
(2) オケとボーカルを個別にオーディオトラック化する
(3) 耳コピの元音源でSpectraLayers Oneの使用をやめる



(1) SpectraLayers Oneで耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する

SpectraLayers Oneを使って耳コピの元音源のオケとボーカルを分離します。

  • 選択ツールに持ち替え@、耳コピの元音源のオーディオイベントをクリックAして選択状態にします
  • 「エクステンション」をクリックしてB、"SpectraLayers"を選択しますC
  • 下ゾーンにSpectraLayers Oneが開くまで少し時間を要するかもしれません
SpectraLayers Oneを開く


  • SpectraLayers Oneが開いたら「分離」メニューから「ボーカル」を選びますD
  • そのまま"OK"を返すとE、処理が始まるので終わるまで待ちますF
分離の実行


  • ボーカルをSOLOに設定すると@、ボーカルだけを聴けます
  • 未分離をSOLOにするとA、ボーカル以外の音声を聴けます
分離の精度は音源の状態、ボーカルのミキシング処理状態によって変わってきます。
分離結果の確認


(2) オケとボーカルを個別にオーディオトラック化する

ボーカルを独立したオーディオトラック化します。

  • ボーカルをSOLOに設定します@
  • 耳コピの元音源のオーディオイベントが選択状態であることを確認しますA
  • 編集メニューから「インプレイスレンダリング」Bの「レンダリング設定」Cを選択します
  • 「選択範囲をレンダリング」ダイアログの「ビット解像度」を"24bit"Dに設定してレンダリングを開始しますE
  • 処理が終わるまで待ちますF
ボーカルをレンダリング


  • ボーカルをSOLOに設定します@
  • 耳コピの元音源のオーディオイベントが選択状態であることを確認しますA
  • 編集メニューから「インプレイスレンダリング」Bの「レンダリング設定」Cを選択します
  • 「選択範囲をレンダリング」ダイアログの「ビット解像度」を"24bit"Dに設定してレンダリングを開始しますE
  • 処理が終わるまで待ちますF
コードの検出結果


次にオケを独立したオーディオトラック化します。

  • ミュートツールに持ち替え@、耳コピの元音源のオーディオイベントをクリックしてAミュート状態を解除します
元音源のミュートを解除


  • 未分離をSOLOに設定しますB
  • 耳コピの元音源のオーディオイベントが選択状態であることを確認しますC
  • 編集メニューから「インプレイスレンダリング」Dの「現在の設定でレンダリング」Eを選択します
  • 処理が終わるまで待ちます
オケをレンダリング


  • レンダリングが終わると元イベントがミュート状態に設定されますF
  • 元イベントの直下にレンダリングされたトラックが作成されますG
  • わかりやすいように、トラック名をダブルクリックして"Backing Track"にリネームしておきますH
  • ミュートツールに持ち替え@、耳コピの元音源のオーディオイベントをクリックしてAミュート状態を解除しておきます
レンダリング終了


(3) 耳コピの元音源でSpectraLayers Oneの使用をやめる

SpectraLayers Oneはもう必要ないので、耳コピの元音源からはずします。

  • 耳コピの元音源のオーディオイベントをクリックして@、エクステンションAを「エクステンションなし」Bに設定します
エクステンションを解除


  • 下ゾーンを"MixConsole"に戻します@
  • 耳コピの元音源、ボーカル、および、オケの3つのトラックを聴き比べてこの章の作業結果を確認します
作業結果の確認