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コードを拍の位置に置きたい、MIDIイベントの書き込みをグリッドに縛られたくない - Cubase

(スナップ(Snap))

Cubase にはクオンタイズにならんでスナップという重要な機能があります。
これはペンツールでのコードやMIDIイベントの書き込み位置やマウス・ドラッグ時のドロップ位置を小節やグリッドの位置に強制するものです。

このページは下記の内容で構成しています。

1. スナップの無効化と設定箇所
2. スナップの設定箇所が見当たらない場合
3. キーエディッタのスナップの設定
4. ノートを移動させると他のノートが移動してしまう(スナップタイプ:シャッフル)
5. スナップタイプ "イベント(Events)", "カーソル(Cursor)"
  (イベントを複写/移動のとき他イベントの開始終了位置やプロジェクトカーソル位置に吸着させたい)
6. スナップの設定例
   (1) パートやイベントを0.1秒単位に切断できるように設定したい

〔2019.06.10 新規掲載、2023.10.05 最終更新

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1.スナップの無効化と設定箇所

@をオフにすることでスナップを無効にできます。同じ操作を[J]キーで行うことができます。

プロジェクトパネルでは、インストール後の初期状態ではスナップは「小節」に設定されています(A)。コード書き込む場合などに強制的に小節境界に位置決めされてしまうのはこの設定の為です。

add audio track

2.スナップの設定箇所が見当たらない場合

スナップの設定が表示されていない場合は画面上部の余白を右クリックすると表示/非表示の設定パネルがでます。その中の「グリッド」にチェックを入れます。

なお、画面幅に対して表示対象が多すぎる場合は、チェックが入っていてもあふれて表示されない場合があります。

add audio track

3.キーエディッタのスナップの設定

より細かい位置決めが必要となるMIDIエディッタの場合はスナップの設定が若干違います。 キーエディッタの場合は右画像の○で示したところでスナップの設定を行います。

add audio track

4.ノートを移動させると他のノートが移動してしまう(スナップタイプ:シャッフル)

キーエディターなどのMIDI編集画面にてノート(音符)を移動させたときに、他のノートが間を詰めるように、あるいは割り込むような感じで動いてしまうようになる場合があります。 これはスナップタイプ:シャッフルの場合の動きです。無意識のうちにスナップタイプを変えてしまった場合などに起こりえます。

edit

これを元のように移動させたいノートだけが動くようにするためには、スナップタイプを「グリッド」に戻します。

edit


5. スナップタイプ "イベント(Events)", "カーソル(Cursor)"

イベントを複写/移動のとき他イベントの開始終了位置やプロジェクトカーソル位置に吸着させたい

スナップタイプ "イベント(Events)"は既存イベントの開始、終了位置に吸着します。
イベントの複写/移動を行うとき、別のイベントの頭もしくはお尻の位置に合わせたい場合に便利です。

スナップタイプ イベント(Events)


スナップタイプ "カーソル(Cursor)"はプロジェクトカーソル(曲の進行に合わせて移動する縦棒のことです)の位置に吸着します。
イベントの複写/移動を行うとき、プロジェクトカーソルの位置に合わせたい場合に便利です。

スナップタイプ カーソル(Cursor)


スナップタイプを"イベント + グリッド + カーソル (Events + Grid + Cursor)"に設定しておくと便利かもしれません。

スナップタイプ イベント + グリッド + カーソル (Events + Grid + Cursor)


6. スナップの設定例

(1) パートやイベントを0.1秒単位に切断できるように設定したい

ルーラーを右クリックして目盛りを"秒"に設定したうえで、スナップを"100ms"に設定します。

0.1秒単位に切断できるように設定したい


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