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サンプル:インプットトランスフォーマー - Cubase

〔初回掲載: 2019.06.24、最終更新: 2023.10.26

Cubaseのインプットトランスフォーマー(Input Transformer)はMIDIキーボードコントローラーやMIDIパッドなどのMIDI入力機器から送信されたMIDI情報をトラックに記録する前に内容変更やフィルタリング(破棄)する機能です。

このページはインプットトランスフォーマーの設定例を集めたものです。
インプットトランスフォーマーの使い方については下記の記事が参考になると思います。

「インプットトランスフォーマーを使ってみる」

サンプル一覧

No 処理内容 分類
1特定のMIDIチャンネルのMIDI情報のみを受け取る フィルタリング
2指定した音域のノート情報を破棄する フィルタリング
3 鍵盤演奏の強弱を一定にする 変換
4 ノートオンをプログラムチェンジに変換する 変換
5 ピッチベンドホイールでボリュームを操作する 変換
6 モジュレーションホイールでボリュームを操作する 変換
7 ベロシティを1.5倍に変換してMIDI録音する 変換
8 ベロシティを+15する 変換

1.特定のMIDIチャンネルのMIDI情報のみを受け取る

MIDIチャンネル10番のMIDI情報を受け取る指定。

sample01


2.指定した音域のノート情報を破棄する

C1〜B1までのノート情報を破棄する指定。

sample02


3.鍵盤演奏の強弱を一定にする

鍵盤演奏のの強さ(ベロシティ)を64に固定する。

sample03


4.ノートオンをプログラムチェンジに変換する

この設定はMIDIキーボードの鍵盤やパッドを押したときに発信されるノート情報を使って音色切り替えを行いたい場合などに使えます。

この設定例は下記のことを行っています。

@ MIDIキーボード等から受信したMIDIメッセージのうち、C3の鍵のノートオンメッセージを処理対象にする
A 対象ノートオンメッセージをプログラムチェンジに変更する
B プログラム番号(音色番号)は一律 10 をセットする
画像では"A#-2"になっていますが、これは数値10を入力したときに勝手に変換されてしまいます。
また、1〜128番のプログラム番号はMIDIメッセージの中では0〜127です。ここでは音色番号+1の番号を入力する必要があります。
C この処理は「変換」である
sample04

5.ピッチベンドホイールでボリュームを操作する

キーボードについているピッチベンド・ホイールの情報をコントロールチェンジ7番のチャンネル・ボリュームに変換する設定例を示します。

sample05


6.モジュレーションホイールでボリュームを操作する

キーボードについているモジュレーション・ホイールの情報をコントロールチェンジ7番のチャンネル・ボリュームに変換する設定例を示します。

sample06

7.ベロシティを1.5倍に変換してMIDI録音する

インプットトランスフォーマーを使ってみる



8.ベロシティを+15する

sample06