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  MIDI Sequencing Software   


MIDIシーケンシング・ソフトウェア



文書作成用にワープロがあるように、MIDIの世界には MIDIシーケンシング・ソフトウェア(以下単に「シーケンス・ソフト」とします)があります。

いろいろなものがありますが、例えばこんな顔をしています Cubase Score

シーケンス・ソフトの"シーケンス"とは、キーボード奏者が演奏や各種のボタンおよびペダル等の操作を行ったときに、 楽器から出力される電気的な演奏データを、出力された通りの順序で記録(RECORD)し、 記録したとおりの順序および記録したとおりの時間間隔で出力(PLAY)することを指しています。
今日では、この"電気的な演奏データ"として "MIDIメッセージ"を用いるのが最も一般的なわけです。

MIDIとは楽器を遠隔操作(別に遠隔でなくとも良いですが....)するための通信規約を世界規模で規格化したものです。 MIDIの演奏情報伝達手段である MIDIメッセージを記録/再生することができると、"音"ではなく、"演奏情報"の記録/再生が可能になります。

■ シーケンス・ソフトの位置付け
■ 演奏情報記録/再生のメリット/デメリット


■ シーケンス・ソフトの基本的な機能

シーケンス・ソフトの主な機能には次のものがあります。
主な機能 備考
1 MIDIメッセージの記録 いわゆる MIDIの録音です。
2 記録した MIDIメッセージの編集 シーケンス・ソフトによって、様々な画面が用意されます
3 MIDIメッセージをファイルにして保存 普通はシーケンス・ソフトによって独自のファイル・フォーマットがあります。
独自フォーマットの他に、スタンダードMIDIファイルの読み書きができるのが一般的のようです。
4 保存したファイルの読み込み
5 MIDIメッセージの再生 いわゆる MIDIのプレイバックです。
6 その他 MIDI環境の設定など、さまざまな支援機能があります。

Windowsに標準で付属している"メディア・プレーヤ"をシーケンス・ソフトの一種として見た場合、 この表のうち、4と5の機能を持っていることになります。
ただし、読込むことのできるファイルは、スタンダードMIDIファイル(拡張子".MID")だけです。

では、表で緑色で示した部分を解説します。


■ Recording (MIDIメッセージの記録)

シーケンス・ソフトに MIDIメッセージを取り込む行為をレコーディングといい、いくつかの方法が用意されているのが普通です。
その形態別に、次のように分類することができます。
リアルタイム・レコーディング あたかもテープに録音するように普通に演奏し、そのときに出力される MIDIメッセージをそのまま、ありのままに記録する方法です。
ステップ・レコーディング キーボード入力 1ステップづつ、(楽器の)鍵盤から音程を入力する方法です。
数値入力 1ステップづつ、(パソコンの)テンキーなどを使用してすべての演奏情報を数値で入力する方法です。

さて、"ステップ"という言葉が出てきました........... ステップ (STEP>とは....


● ステップ・レコーディング

● リアルタイム・レコーディング


■ Edit (記録した MIDIメッセージの編集)

レコーディング方法がリアルタイムであろうがステップ・レコーディングであろうが、 ひとたび MIDIメッセージを取り込んだシーケンス・ソフトは、あらゆる画面を提供してあなたの編集作業を待ち構えています。

シーケンス・ソフトの機能や使い勝手を決定するほとんどの要因が編集画面にあり、 編集作業が可能である、という点がテープ等に音で記録する場合とは最も大きく異なる MIDIレコーディングのアドバンテージです。

現在、世の中には世界4大シーケンス・ソフトというのがあり、 世界中のミュージシャンが使用しているシーケンス・ソフトは、これらのうちのどれかです(日本語版もありますが、すべて海外製)です。

  • Performer(パフォーマー)
  • Vision(ビジョン)
  • Logic(ロジック)
    マイク・オールドフィールド等が使用,
  • CUBASE(キューベース)
    アラン・パーソンズ、マイケル・ナイマン、ハービー・ハンコック、トッド・ラングレン等が使用
上記の使用者は雑誌等のインタビュー記事にもとづいています。複数を使い分けている人や、 今現在は違うものを愛用している場合もあります。参考までに...ということにしてください。

各々個性を持っていたこれらのシーケンス・ソフトも、時を経るに従って、 代表的な編集画面はどれもそれほど大差の無いものになってきたようです。

ここでは、 CUBASE(キューベース)の場合を例にして、主な編集画面を紹介することによってシーケンス・ソフトの編集の可能性!? をみてみることにします。

● キー・エディット・ウインドウ
● スコア・エディット・ウインドウ
● リスト・エディット・ウインドウ
● ドラム・エディット・ウインドウ
● マスター・トラック
● アレンジ・ウインドウ
● ロジカル・エディット


■ Save & Open (ファイルにして保存と読み込み)

拡張子"mid"のファイル(スタンダード MIDIファイル)はシーケンス・ソフトで作成されている、と書きました。 しかし、シーケンス・ソフトはそもそもスタンダード MIDIファイルを作成するために生まれたツールではありません。

あくまでも音楽作品を作曲したり、音声でレコーダーに録音する為の支援が本質です。 したがって、MIDIイベントをファイルにして保存するときは、あとから作業の継続がスムーズに行えるように、 あらゆる環境設定情報等や、作業を中断した曲中の位置情報などが演奏情報とともに保存されます。

編集機能を始めとする様々な機能はソフトによって当然異なり、 またこの部分の他商品との差別化がそのまま各商品のアドバンテージとなるわけですから、 当然保存ファイルのフォーマットはシーケンス・ソフトによって異なるのが普通です。

プロの制作現場で使われているシーケンス・ソフトの種類は極限られたもの(大体、先に上げた4つのどれかです)で、 かつ、スタジオ等に設置されているシーケンス・ソフトと同じものを各自が選択する場合が多いために、 シーケンス・ソフトごとにファイル・フォーマットが異なることが、それほど大きな障害となることはありませんでした。

ところが、パソコン内蔵用カード音源の音質向上や、ローランド社「ミュージくん」に端を発する MIDI音源の普及、 ファイルの状態の演奏データの流通が当たり前に行われるようになり、 さまざまなシーケンス・ソフトで互換性のあるファイル・フォーマットが望まれるようになりました。
そんな背景から生まれたのがスタンダード MIDIファイル(SMF) と呼ばれる世界共通のフォーマット(Windowsでは拡張子が".mid")で、 基本的には独自のファイル・フォーマットを持つプロユースのシーケンス・ソフトでも、 SMF形式でのファイル読み書きができるようになっています。

ただし、あくまでもSMF読み書き出来る、というニュアンスが正しいのです。

SMFについては別のページで解説しますが、これはワープロの文書ファイルに対するテキスト・ファイルのような位置づけです。
テキスト・ファイルは殆どのワープロで読み込み込むことができますが、この形式で保存すると、書式情報等が失われてしまいます。

MIDIの場合はSMFにしたからといって、音の聞こえかたが変わる、といったことは基本的にはありませんが、後からの編集を考えると、 保存に向いたフォーマットとは言えません。あくまでも、"再生用"と考えるべきでしょう。もちろん読み込んで編集することは可能ですが.....。
フォーマット どのようなときに使うか
保存 シーケンス・ソフトの独自 演奏データを保存するときに使用します。
スタンダード MIDIファイル 演奏データをどのシーケンス・ソフトを使用するか特定出来ない第三者に配布するときに使用します。
読込 シーケンス・ソフトの独自 これは説明不要でしょう。
スタンダード MIDIファイル





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