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シンセサイザーの音色は薄っぺらだった....


シンセサイザーの生(生ってのちょっと変な表現ですが...)の音ってのは薄っぺらなもんで、 2台、3台と1度に鳴らしたほうが、弾き手としては当然気持ち良い音色で演奏することが出来ます。
でも人間、手は2つしかなく、どんなにがんばっても3台以上の鍵盤で同じフレーズを弾く ことなどは出来なかったのです。


1台の場合
(MIDPLUGをお使いの方はこちら)
弦の音を真ん中で鳴らす様に設定

5台の場合
(MIDPLUGをお使いの方はこちら)
弦の音を真ん中で鳴らす様に設定
弦の音をちょっぴり遅れて、右側で鳴らす様に設定
弦の音をさらに遅れて、左側で鳴らす様に設定
ちょっと違う音を真ん中の右寄りで鳴らす様に設定
またちょっと違う音を真ん中の左寄りで鳴らす様に設定

注:サンプルとして使用した曲はハロルド・フォルトマイヤー氏の"AXEL F"(「ビバリーヒルズ・コップ」から)の一部です。


5台微妙に設定を変えて、あるいは別の音を混ぜたほうが数段気持ちよさそうな感じがしませんか?
そこで、片手で弾いてもこのような事ができるように、鍵盤を弾いた電気信号を他のシンセサイザーに受け渡す 機能を装備したものが市販されるようになりました。ところが、この機能は鍵盤情報の規格が各メーカーごとに 異なり、どんな機種でもつながる、というわけにはいかなかったのです。ちょうどYMO全盛の頃の話です。

そこで、アメリカのとある電子楽器メーカーが「これじゃあいかん、無差別につながるように規格化しよう」 と唱えて、その結果生まれたのがMIDIなのです。パソコンとは基本的に無関係な規格だったわけです。

このMIDI規格が出来あがってからというもの、あれよあれよ、というまに様々なキーボード(鍵盤楽器のほうです) の背面に下のような接続端子が装備されるようになりました。
自分の目で確かめたことはありませんが、エレクトーンにも 付いているものがあるようです。






MIDI対応シンセサイザーの内部構成


MIDI対応のシンセサイザー(最近はMIDI対応でないものは、ごく一部の特殊なものに限られるので、 単に「シンセサイザー」とします)の内部構成を簡単に図にしてみました。


今、あなたが何かを弾いたとします(a)。 鍵盤から弾いた演奏情報は電気信号に変換されて音源部に送られ(b)、 音源部は演奏情報に従った音程で発音し(c)、OUTPUT端子から出力されます。
このとき、鍵盤からの演奏情報は音源部に送られるだけでなく、MIDI OUT 端子からも出力されます(d)

もし、鍵盤からの演奏中にMIDI IN 端子から別の機器からの演奏情報を受信した場合(e)、 これも音源部に送られ(f)、発音することになります(c)
MIDI THU(through) 端子が装備されている場合、 MIDI IN から入ってきた演奏情報はそのままMIDI THU(through) 端子から出力されます。
鍵盤(a)から弾かれた演奏情報が MIDI THU(through) 端子から出力されないことは留意しておく必要があります。

図では省略していますが、実際には MIDI OUT 端子からは演奏情報だけではなく、操作パネルで行った音色を切り換え(h)等の情報も出力できるようになっています。



先ほどの5台接続の場合は上の図のように、4本のMIDIケーブルを用いて接続することになるわけです。

  • 1台目の MIDI OUT から2台目の MIDI IN
  • 2台目の MIDI THU から3台目の MIDI IN
  • 3台目の MIDI THU から4台目の MIDI IN
  • 4台目の MIDI THU から5台目の MIDI IN




シンセサイザーのマルチ化


MIDIの登場によって複数のシンセサイザーをあたかも1台の様に発音させることが簡単に行えるようになりました。 その一方でシンセサイザーの多機能化が進み、1台の中に論理的な複数のシンセサイザーを常駐させることが当たり前になってきました。


上の図は1台の中に複数の音源部分(ティンバーやパート等と呼ばれるものがこれに相当します)を持つシンセサイザーの内部構成を示しています。
MIDIにはチャンネルという概念があります(詳細は後で触れます)。各音源部分の受信チャンネルを全て同じにしておけば、すべての音源が同時に発音するわけです。 もちろん送信側のMIDIチャンネルは受信チャンネルに合わせておく必要がありますが.......。



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