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  What is MIDI ?   



MIDIとは、要するに楽器のリモコン・プロトコルである!




MIDIとは Musical Instrument Digital Interface の略で、 そもそも鍵盤楽器どおしを接続して、演奏者が楽器に対して行なった行為を別の楽器に転送し、 手がひとつしかなくても2つ以上の楽器の音を出すことを目的として定められた通信プロトコルです。




MIDIにはチャンネル(1〜16)という概念があります。

受信側のシンセサイザーが複数の場合(1台の中の論理的なシンセサイザーの場合を含みます)、それぞれに任意の受信チャンネルを 設定することによって任意のシンセサイザーにのみMIDIのメッセージを送り込むことが可能になるのです。

ここで、"ID"という言い方をせず"チャンネル"とよぶのは、 受信側の複数のシンセサイザーが重複したチャンネルに設定されていても構わないからです。

シンセサイザーはMIDIインから入ってきたMIDIメッセージの中から、 自分のチャンネルと一致するチャンネルのメッセージのみを処理します(システムメッセージを除く)。

よくパソコン雑誌などで"MIDIコマンド"という言葉をみますが、"MIDIメッセージ"というのが正しい用語です。 MIDI信号は基本的に"タレ流し"です。−蛇足−



では、MIDIメッセージの中には実際にどのような情報が含まれているのでしょうか。代表的なものをピック・アップし、表にしてみました。

チャンネル・メッセージ ボイス・メッセージ ノート・オン ノート・ナンバー、弾く強さ
ノート・オフ ノート・ナンバー、離す早さ
ポリフォニック
キー・プレッシャー
鍵盤を押した状態で、さらに強く押しつける強さ
コントロール・チェンジ コントローラー・ナンバー、バリュー
[000、バンク番号]
[001、モジュレーション・デプス]
[007、メイン・ボリューム]
[010、パンポット]
[011、エクスプレッション]
[091、リバーブ・デプス]
[093、コーラス・デプス]
[098、NRPN LSB]
[099、NRPN MSB]
[100、RPN LSB]
[101、RPN MSB]
プログラム・チェンジ 音色番号
チャンネル・プレッシャー 鍵盤を押した状態で、さらに強く押しつける強さ
ピッチ・ベンド・チェンジ ピッチ・ベンダーの動かした位置
モード・メッセージ オール・ノート・オフ
システム・メッセージ エクスクルーシブ・
メッセージ
0-124:メーカーID、
126:ノン・リアルタイム・ユニバーサル・メッセージ
127:リアルタイム・ユニバーサル・メッセージ
コモン・メッセージ MIDIタイム・コード
ソング・ポジション・ポインター
リアル・タイム・メッセージ アクティブ・センシング
システム・リセット


これを見て、いきなり身構えてしまう必要はありません。スタンダードMIDIファイルによる音楽配布をするのでなければ、これらの詳細を意識する必要は殆どありません。

ここでは、MIDIメッセージには、このような種類があることだけを覚えておけばよいでしょう。

たくさんの種類のMIDIメッセージが出てきましたが、MIDI端子を装備したMIDI対応の電子楽器の全てが、これらのすべてのMIDIメッセージを扱うことが出来なければならない、 という義務があるわけではありません。そのかわりに、MIDI対応機器にはMIDIインプリメンテーション・チャートという表の記載が義務付けられています。 サウンド・ボード等には添付されていないものがあるようですが......。


それでは以降、代表的な MIDIメッセージの詳細を解説します。 なお、MIDIメッセージの内容を視覚的に理解していただくために、 スタインバーグ社のキューベース(以下"Cubase")という MIDIシーケンス・ソフトウェアの編集画面ハード・コピーを使用します。 また、MIDIファイルのサンプルも併用していますが、これは GM対応音源の使用を前提としています。

■ノート・オン/オフ・メッセージ

鍵盤の演奏情報を伝達する MIDIメッセージです。 鍵盤楽器のいずれかのキーが弾かれたときは1音ごとにノート・オン・メッセージが、 キーから指を離したときは1音ごとにノート・オフ・メッセージが出力されます。
これらのノート・メッセージにはそれぞれ、次の情報が含まれています。



■プログラム・チェンジ

プログラム・チェンジのプログラムとは、すでに保存(自分で作ったかどうかは別にして)されている音色のことを指し、 シンセサイザーの操作パネルで音色を選択したときに出力されます。プログラム・チェンジには次の情報が含まれています。



■メイン・ボリューム [コントロール・チェンジのコントローラー7番]

シンセサイザーの音量をコントロールするための MIDIメッセージですが、これはチャンネル・メッセージです。
すなわち、マルチ・パートのシンセサイザーの場合は全体の音量を制御するのではなく、MIDIチャンネルの一致するパートの音量を制御するものです。



■パンポット(音の定位−横方向の位置−) [コントロール・チェンジのコントローラー10番]

シンセサイザーの発音位置(左右)コントロールするための MIDIメッセージです。これもメイン・ボリュームと同様にチャンネル・メッセージです。
すなわち、これもマルチ・パートのシンセサイザーの場合は各パートごとの発音位置をコントロールするためのもの、 という解釈で良いと思います。



■モジュレーション・デプスとピッチ・ベンド・チェンジ

もしかしたら、あなたのお手許にキーボード・タイプのシンセサイザーが無いのかもしれません。
通常の鍵盤付きシンセサイザーには、鍵盤の左に写真のような2つのコントローラー(ホイール)が付いています (最近はジョイスティク・タイプのものも多いようです)。
これらを操作すると、MIDIメッセージが出力されます。



RPN(Registered Parametaer Number)とNRPN(Non-Registered Parametaer Number)

RPNと NRPNはシステム・エクスクルーシブ・メッセージの次にわかりにくいものではないでしょうか。

これまでにもコントロール・チェンジという MIDIメッセージが出てきました。 もうお分かりのように、コントロール・チェンジとは、シンセサイザーに装備されている各種のコントローラ(xxホイールであったり、 つまみ、ボタン、ペダル)の動きを伝達する為に存在します。
そのコントローラーの種類を識別するためのものが、コントロール・チェンジ(メッセージ)に含まれる"コントローラーNumber"です。
従って、基本的には"コントローラーNumber(コントローラー番号)"が、変化の対象となるコントローラーを特定するIDになります。 MIDIではコントローラー番号は0〜127までの128個しか識別出来ない(MIDIメッセージのフォーマットの都合です)ため、 それを越える数のコントローラーを扱えるように考慮されています。




■ 外部エフェクト(リバーブ)とコーラス・センド

現在では極端に安価なものでもない限り、殆どすべてのシンセサイザーに"リバーブ","コーラス" などのエフェクターが内蔵されています。

これらの、エフェクターのかかり具合を MIDIメッセージでコントロールすることが可能です。




■ システム・エクスクルーシブ・メッセージ

MIDIメッセージのなかに、"システム・メッセージ"という分類があり、 その分類の中に"エクスクルーシブ・メッセージ""という種類があります。
通常、"システム・エクスクルーシブ・メッセージ"と呼ばれるのがそれです。

システム・エクスクルーシブ・メッセージはチャンネル・メッセージではないため、MIDIチャンネルを持ちません。 そのかわりに、メーカーIDというのがあり、各楽器メーカー等がメッセージの内容を自由にデザインしています。
ただし、MIDI規格が特にリザーブしているメーカーIDがあり、これについては内容が規定されてます。 これを"ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージ"と呼びます。




MIDIメッセージの種類は、もちろんこれで全てではありません。他のものについては随時追加してゆきます。





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