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■ GMシステム・オン、GSリセット、XGシステム・オン

GS音源の GM演奏モードから GS演奏モードへの切り換え (GSリセット) 、 XG音源の GM演奏モードから XG演奏モードへの切り換え (XGシステム・オン)システム・エクスクルーシブ・メッセージを使用します。 そして、いずれの音源の場合も GM演奏モードへの切り換え(GMシステム・オン) は、どのメーカーも共通であるユニバーサル・エクスクルーシブ・メッセージを使用します。


● GMシステム・オン

古くからのパソコン・ユーザにとっての GM規格は、もしかしたら「 Windows95が標準でサポートする業界標準規格」ということで、 とても良いもの、のように受け取られているかもしれません。

ところが、これは楽器ユーザからみると、豊富な機能を持つ楽器に対して大きな制約を与えることに他なりません。

現在市販されている GM対応のMIDI音源では、GM動作状態を保有機能の100%としているものはほとんどありません。 これらの音源に対して「GMシステム・オン」を実施するということは、「GMの範囲でしか動作しちゃダメだよ」と指示することを意味します。


GMシステム・オン:F0,7E,7F,09,01,F7 (16進数で表記)

この MIDIメッセージを受信した MIDI音源は GM演奏モードに設定されます。

このときの GS,XG対応音源の設定を示します(SC-88VL,MU80の場合)。

【GM System On】
GS/XGバンク・セレクト受信NRPN受信備考
GS(SC-88VL)OFFOFF-
XG(MU80) OFFOFFサウンド・モジュール・モードが "XG"に切り替わりますが、
この場合は XG独自の MIDIメッセージを受信しません。

表の青で示した部分は、【GMシステム・オン】を受信したときに影響を受けるものを示しています。

【GMシステム・オン】は、ユニバーサル・エクスクルーシブ・メッセージのため、両方の音源が影響を受けます。


● GSリセット

GS対応音源を GM動作状態から GS動作状態に切り換えることを「GSリセット」といいます。
GSの場合は「..システム・オン」とは呼びません。単にローランド社がそう名づけただけで、深い意味はないと思われます。

GSリセットは GS対応音源に対して、「GMの範囲に加えて、GSで規定されている範囲まで動作範囲を拡大させてもいいよ」と指示することを意味します。


GSリセット:F0,41,dev,42,12,40,00,7F,00,41,F7 (16進数で表記)

"dev"というのは、デバイスIDのことです。システム・エクスクルーシブ・メッセージには、 MIDIチャンネルのかわりに、デバイスIDという概念があります。
通常、音楽配布用に作成する MIDIファイルの先頭に挿入する GSリセットの場合は、 GS音源が工場出荷状態(初期化した状態)で設定されるデバイスIDすなわち 17(16進数では 20)をセットしておけば良いと思います。

従って次のようになります。

通常のGSリセット:F0,41,20,42,12,40,00,7F,00,41,F7 (16進数で表記)

この MIDIメッセージを受信した GS対応のMIDI音源は GS演奏モードに設定されます。

このときの GS,XG対応音源の設定を示します(SC-88VL,MU80の場合)。

【GS Reset】
GS/XGバンク・セレクト受信NRPN受信備考
GS(SC-88VL)ON ON -
XG(MU80) OFFOFFGM演奏状態を基準にした場合です。
ONからOFFに切り替わるわけではありません。

表の青で示した部分は、【GSリセット】を受信したときに影響を受けるものを示しています。

【GSリセット】は、Rolandエクスクルーシブ(Roland社のメーカーID(41h)が設定されているシステム・エクスクルーシブ・メッセージ)のため、 YAMAHA社の製品である MU80(XG音源)は、これを無視します。


● XGシステム・オン

XG対応音源を GM動作状態から XG動作状態に切り換えることを「XGシステム・オン」といいます。

XGシステム・オンは XG対応音源に対して、「GMの範囲に加えて、XGで規定されている範囲まで動作範囲を拡大させてもいいよ」と指示することを意味します。


XGシステム・オン:F0,43,1n,4C,00,00,7E,00,F7 (16進数で表記)

"1n"はデバイスID(YAMAHAのマニュアルにはデバイス・ナンバーとあります)ですが、 上位4Bit部分は'1'で固定で、nの部分が変数となります。
MU80のマニュアルでは'10'の設定を推奨しているようです。なお、MU80の場合では全てのデバイスIDを処理の対象とする設定が可能です。

従って通常、音楽配布用に作成する MIDIファイルの先頭に挿入する XGシステム・オン場合は次の設定で良いと思います。

通常のXGシステム・オン:F0,43,10,4C,00,00,7E,00,F7 (16進数で表記)

この MIDIメッセージを受信した XG対応のMIDI音源は XG演奏モードに設定されます。

このときの GS,XG対応音源の設定を示します(SC-88VL,MU80の場合)。

【XG System On】
GS/XGバンク・セレクト受信NRPN受信備考
GS(SC-88VL)OFFOFFGM演奏状態を基準にした場合です。
ONからOFFに切り替わるわけではありません。-
XG(MU80) ON ON -

表の青で示した部分は、【XGシステム・オン】を受信したときに影響を受けるものを示しています。

【XGシステム・オン】は、YAMAHAエクスクルーシブ(YAMAHA社のメーカーID(43h)設定されているシステム・エクスクルーシブ・メッセージ)のため、 Roland社の製品である SC-88VL(GS音源)は、これを無視します。






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