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■パソコンと MIDI機器のシリアル・ポートを使用した接続

【接続ケーブルの購入】

まず「シリアルポート to MIDI音源コンピュータ・ポート」接続用のケーブルを購入しなければなりません。 筆者はローランド社純正のものを購入しました。
Roland ACCESSORY CORD [RSC-15AT] -某パソコン・ショップで 2,800円で購入−

ケーブルの使用が音源メーカによって異なるのかどうかがわからないので、 とりあえず純正品を購入するのが無難だと思います。


【シリアルポート・ドライバーの入手とインストール】

ケーブルをPCに接続する前に、シリアルポート・ドライバーをインストールしてしまいます。 シリアルポート・ドライバーは次のサイトから無料でダウン・ロードすることができます。


メーカの指定する手順でインストールを実施すると次のような設定画面があらわれますが、 これはあとから変更することが可能なので、深く考えずに[OK]を返してインストールを完了させます。
ここでは、シリアルポート・ドライバーには COMポートの指定が必要 ということだけをよく覚えておきます。


【ケーブルをパソコンの A,Bどちらのシリアルポートに接続すれば良いか】

AT互換機には A,B 2つのシリアルポートがありますが、 このどちらをMIDI音源接続に使用することができるかを調べる必要があります。
A,Bのそれぞれがどの COMポートにアサインされているかを調べ、開いているCOMポートを先のドライバー設定画面に指定するわけです。

Windows95起動の過程で BIOSの環境設置画面に入ります(図はIBMアプティバ755の場合です)。

メニューにしたがって、シリアルポート A,Bにアサインされているシステム入出力アドレスと IRQを調べます。

筆者の PCでは次のようになっていました。この値は同じ機種であっても出荷時期によって異なる設定になっている場合があるようです。

シリアルポートシステム入出力アドレスIRQ(システム割込要求)
A
3E8
4
B
2F8
3

指定値をメモしたら、メニューにしたがって設定画面を抜け、Windows95を立ち上げます。

次に、Windows95が各シリアルポート(A,B)をどのCOMポートに関連付けているかをコントロールパネルの指定から調べます。

筆者の PCの Windows95には COM1からCOM3まであり、それぞれの指定は次のようになっていました。 先ほどメモしたBIOSの指定の対応をあわせて示します。

Windows95
BIOS
COMポートI/OアドレスIRQシリアルポートI/OアドレスIRQ
COM1
3F8-3FF
4
COM2
2F8-2FF
3
B
2F8
3
COM3
3E8-3EF
4
A
3E8
4

このようにして調べることにより、COMポートとシリアルポートの対応づけを調べることができます。 表では 「COM2とシリアルポートB」、「COM3とシリアルポートA」が対応しています。
ところが実は筆者のPCでは COM3は COM1とIRQが同じになっており、 上の図では尻切れになっていて見えませんが COM3のプロパティには競合を示すインフォメーションが出ています。
ただし、「デバイスの状態」は「このデバイスは正常に動作しています」となっていました。

ちなみに、筆者の PCではCOM1はサウンド・カードにアサインされていて、Windows95はモデムとしてこれを認識しています。

したがって筆者の環境では結果的に、下の組み合わせでシリアルポートを使用した 外部 MIDI音源の接続が使用可能となります。

ケーブル接続先シリアルポート・ドライバで使用する COMポート
シリアルポート B
COM2
シリアルポート A
COM3

ここのところで筆者は、 COM3は COM1と IRQが競合しているために使用不可能であるかのような記述を行っていました。
ところが、実際に「シリアルポート A - COM3」の組み合わせを試したところ、一応問題無く動作しました。 IRQが競合していても、正常に動作している限り問題ないようです。
ただ、競合は無いにこした事はないような気がするため、問題が生じる場合には競合の無い組み合わせを選択した方が良いと思います。

もし、シリアルポートと正しく対応している使用可能な COMポートが開いていない場合、 入出力アドレスとIQRの変更が必要になります。この場合は詳しい方に立ち会ってもらいながら作業するのが無難です。


【ケーブル接続とシリアルポート・ドライバーの再設定】

使用可能なシリアルポートと MIDI音源を接続します。

シリアルポート・ドライバーをインストールしたとき、設定は後から変更することが可能である、と書きました。 ローランド・シリアルポート・ドライバー 1.10の場合、変更はコントロールパネルから行います。
ここで、ケーブルを接続したシリアルポートに対応するCOMポートを指定します。

これで、Windows95とシリアルポートに接続した外部 MIDI音源とのコミュニケーションが可能になりました。


【MIDIの設定】

コントロールパネル・マルチメディア・MIDIの設定をみると、ドライバーの設定で2つの MIDI OUTを有効にしたため、 次の2つのMIDI機器が追加されています。


ここで注意したいのは、 「Roland Serial MIDI Out A,BというのはシリアルポートA,Bのことではない」 ということです。

この、MIDI Out A,Bはいずれも、同じCOMポートおよびシリアルポートを通してMIDI音源に受け渡され、 MIDI音源の内部でそれぞれのパートグループに振り分けられるのです。

そして例によって、ここで強調表示されている MIDI機器(この場合はRoland Serial MIDI Out A) がメディアプレーヤを使用した場合のMIDIメッセージの送信先となります。


本ページの手順に従ってもうまくいかないアプティバ・ユーザーの方で、 Mwaveドライバーの再インストールを実施したところうまくいった、 という事例が寄せられました。
原因はよく分かりませんが、いろいろな状況があるようです。





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